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佐賀県、銀座と有楽町にスタンド型セレクトショップ、ビームスと協働

  • 2014年11月30日

「STAND SAGA」店舗と取扱商品 佐賀県は11月28日、セレクトショップ事業などを展開するビームスのプロデュースにより、東京・有楽町にスタンド型のセレクトショップ「STAND SAGA」をオープンした。同県が企業などと共同で展開している情報発信プロジェクト「FACTORY SAGA」の第8弾として実施するもので、営業は12月4日まで。その後は、5日から7日にかけて銀座のソニースクエアでも開店する。

FACTORY SAGAプロジェクトリーダーの金子暖氏 提供するのは同店オリジナルの有田焼や、県産食材によるカフェメニュー、ビームスのセレクトによる佐賀県関連アイテムなどで、メインターゲットは30代の女性。同日に開催した内覧会で挨拶したFACTORY SAGAプロジェクトリーダーの金子暖氏は、「佐賀県には全国に誇るべきものが沢山あるが、知られていないものも多い。そこでビームスの目利き力や企画力をお借りした」と説明。「小さいショップではあるが、佐賀県の魅力との接点を提供できれば」と意欲を示した。

ビームス創造研究所シニアクリエイティブディレクターの南馬越一義氏 同店のプロデュースをおこなったビームス創造研究所シニアクリエイティブディレクターの南馬越一義氏は、佐賀県を訪れた際の印象について述べ、「若い女性に受けそうな、かわいい物やおしゃれな物、おしゃれな物が意外とあった」と評価。報道陣には、「この魅力をどんどん拡散していただきたい」と要望した。

 佐賀県によれば、同県は現時点で全国区における認知度やブランド力が比較的低いことから、他県のようなアンテナショップは設けず、「FACTORY SAGA」のような独自プロジェクトによって情報や魅力を積極的に発信していく考え。同プロジェクトでは過去に、宝島社やスクウェア・エニックス、森永製菓などとの共同企画を実施している。プロジェクトに対する問い合わせは11月13日時点で、県内事業者41件、県外事業者69件の計110件が寄せられているという。