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ドイツ、15年は再統一25周年、ツアー造成呼びかけ

  • 2014年11月25日

(左から)駐日ドイツ連邦共和国大使のハンス・カール・フォン・ヴェアテルン氏、ドイツ観光局アジア・オーストラリア地区統括局長のレイカート・ケッテルハーケ氏 ドイツ観光局はこのほど開催したプレス発表会で、2014年、15年の2年に渡る観光テーマ「感動のドイツ再統一」をアピールした。駐日ドイツ連邦共和国大使のハンス・カール・フォン・ヴェアテルン氏は今年はベルリンの壁崩壊25周年、2015年は東西ドイツ再統一25周年であると紹介し「周年を是非注目してほしい。できるだけ多くの日本人に訪問してもらいたい」と語った。

 ドイツ観光局アジア・オーストラリア地区統括局長のレイカート・ケッテルハーケ氏は来年10月3日の東西ドイツ再統一25周年に向け、ピーアールを継続していくと説明。「ドイツを伝統的、古い側面だけでなく、今の新しいドイツを知っていただくためのいろいろな仕掛けを考えていきたい」と意欲を示した。

 また、セミナーでは同局ディレクター・マーケティングの西山晃氏がプレゼンテーションを実施。「周年行事はツアー造成に良いきっかけになる」とし、東西ドイツ統一ゆかりの地としてベルリン、ドレスデン、ライプツィヒ、エアフルト、ガイザ、ヴェーバーシュテット、へーテンスレーベン、マクデブルク、ポツダムの9ヶ所を紹介した。例えばベルリンではベルリンの壁や、2015年に開業予定の冷戦博物館、スパイ博物館を紹介。新しいデスティネーションの提案としてガイザをあげ、現在自然保護区となっている旧国境線でのハイキングなどをアピールした。

 来年は旅行関係のオンラインメディアを通したキャンペーンを実施する計画で、旅行関係のウェブサイトとドイツに焦点を当てたキャンペーンをおこなう。また、5月には首都圏と京阪神のトレインジャックなどで、周年テーマをアピールしていく予定。ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)や全日空(NH)などスターアライアンスとのパートナーシップによるプロモーションも継続しておこなっていく。

 このほか、ドイツ観光局ではKADOKAWAメディアファクトリーブランドカンパニーとのコラボレーションを実施。「ダーリンは外国人」でベルリンに移住中の著者の小栗左多里さんとトニー・ラズロさんが、現地の生活をレポートするWEBコミックの連載が2015年早春からウェブサイト「コミックエッセイ劇場」で始まるが、ドイツ観光局もメールマガジンにリンクを掲載するという。