ベストリザーブ、3年以内に海外・訪日開始、「総合旅行会社」目標に
元楽天トラベル代表取締役社長で、今年7月に国内宿泊施設予約サイト大手のベストリザーブの代表取締役会長兼CEOに就任した岡武公士氏は、このほど弊誌のインタビューに応え、今後の同社の目標や展開などについて語った。年内にはレンタカーの取り扱いを、3年以内には海外旅行や訪日旅行などの取り扱いを開始したいとし、システム構築などの準備を進める考えを示した。
あわせて、主力事業の国内宿泊施設の予約については、現在の契約施設数1万軒を、3年後には3万軒にまで拡大する考えを表明。営業体制については現在の数名程度から、100人近くまで増やしたいとした。
2011年に日本旅行「宿ぷらざ」との統合でリニューアルした予約サイト「ベストリザーブ・宿ぷらざ」については、3年が経過したことで、現在は業務の見直しをおこなっていると説明。日本旅行とはベストの関係を模索しながらも、同社を介して取り扱っているJRの乗車券についてはOTAでの取り扱いが珍しいことから、今後も武器として注力する考えを示した。
そのほか、航空会社との協業についてはダイナミックパッケージなどに意欲を示し、LCCについては、既にジェットスター・ジャパン(GK)子会社の旅行会社が販売するパッケージ商品の宿泊施設を取り扱っていることを明らかにした。
今後、ベストリザーブでは「大手代理店のカウンターでできることは全てネットで実現したい」考え。「総合旅行サイト」ではなく、あくまでも「総合旅行会社」をめざすとし、既に第1種旅行業も取得しているという。
※インタビューの詳細は後日掲載予定