全日空（NH）は12月、ホノルル線のサービスを刷新する。これは、ハワイに到着する前からリゾート気分を感じてもらおうとする「リゾートプロジェクト」で、機内食でのロコモコの提供や子ども向けサービスの拡充をおこなう。

　プロジェクトでは、羽田空港ラウンジ内の「DINING h」でハワイ風のパフェを導入するほか、ホノルル線の日本発限定の機内食を搭載。ビジネスクラスでは、女性シェフと管理栄養士によるレンコンを使ったハンバーグや雑穀米のご飯などのハワイアンプレートを用意したほか、メニューもハワイらしいデザインとした。ハワイ発便ではハワイアンパラダイスコーヒー社のハワイアンローストコーヒーを用意した。

　一方、エコノミークラスでも、日本発便でロコモコ風ごはんやハイビスカスティーのゼリーを提供。また、朝食用として、好きな時に食べられるスナックをビーチでも使えるバッグに入れて手渡す。ビジネスクラス、エコノミークラスともにメニューは3ヶ月ごとに見直していく。

　また、エコノミークラス1食目の食事のトレーマットにクジを付け、当選者には賞品を贈呈。プレゼントは、日本発便はホノルルのセブン-イレブンで使えるスパムおむすび引換券などで、ホノルル発便はハワイアンローストコーヒーとした。

　このほか、客室乗務員が勧める店舗やレストラン、過ごし方などを紹介するオリジナルミニガイドブックも配布し、希望に応じて機内での記念撮影も実施。さらにビジネスクラスではスリッパの代わりにビーチサンダルを提供。子ども向けサービスでは、子ども用のイヤホンやスキンケアグッズ、事前予約制の機内食「デコ弁」を準備している。