英国、「COUNTRYSIDE」でキャンペーン、映画やドラマでアピール
英国政府観光庁は2015年、「COUNTRYSIDE IS GREAT」をテーマにしたキャンペーンを実施する。現在、英国政府ではイギリスの魅力をプロモーションする「GREAT」キャンペーンを展開しているところで、今回のキャンペーンはその一環。11月17日に開催したツーリズムレセプションで、英国政府観光庁CEOのサリー・バルコム氏は「英国の中でもユニークで色々な経験のできる地方を取り上げてピーアールしていく」と話した。
今後の日本でのプロモーションについては「新しい場所を紹介したい。また、新しい様々な体験をしてほしい」考え。同キャンペーンを通して、地方の美術館、城、ハイキング、オーガニックな食などをアピールしていく方針だ。
また、バルコム氏は「NHKの朝ドラ『マッサン』やドラマ『ダウントン・アビー』、そして『ハリー・ポッター』や『ピーター・ラビット』。これらは全て英国に関するもので、日本でも大人気である」点について触れ、こうした作品は地方の田園地帯などが舞台になっていると紹介。英国文化・メディア・スポーツ大臣のサジード・ジャビッド氏も「映画やテレビドラマでの観光も非常に重要」とし、実際に使用されたロケ地を訪問する旅などを提案した。
また、ジャビッド氏は日本市場について「毎年約25万人の日本人観光客が英国を訪問する」が、「もっと多くの日本人観光客を受け入れる余裕が英国にはある」点を強調。「スポーツ、文化、食など、何かに情熱を持った方に来ていただければ、ユニークな体験をしてもらうことができる」とし、英国の多様性を訴えた。