ラーメンが熱い。スープだけではない。まちなかの人気店には長蛇の列ができ、ラーメンを特集した雑誌は爆発的に売れる。「ラヲタ」と呼ばれる人種も登場するなど、その人気はすさまじい。この秋、ラーメンの集客力を生かしたイベントが京都、大阪で相次いで開かれる。

　重賞開催の京都競馬場で　京阪電鉄も参画
JTB西日本はJRA、京阪電鉄と共同で11月22－24日と11月29－30日に初の「関西ラーメンダービー」を開く。京都市伏見区の京都競馬場に関西を中心にした各地の有名ラーメン店約20店舗が集結する。

　京阪沿線地域の活性化を図ろうと、国民食に白羽の矢を立てた。GⅠ、GⅢレースの開催日に合わせ、一時に比べ人気にかげりが見える競馬場への集客効果も見込んだ。

　「ラーメン人生JET」など関西の人気店に加え、全国ラーメンランキングで常時上位にはいる千葉県松戸市の「中華蕎麦とみ田」、大学生のラーメン愛好会などが出店する。代金は800円均一。1日1万杯、5万人の来場を見込む。ダービーの名の通り、来場者の人気投票も行い、1－3位は表彰する。

　JTB西日本法人営業大阪支店の濱野浩行さんは「初めての開催なので模索しながら取り組んでいますが、イベントとして定着できれば。ラーメン人気は絶大です。ラーメンダービーのノウハウをパッケージ化して、いろいろな地域で食のイベントを展開し、地域の活性化に結び付けたいですね」と話す。

情報提供：トラベルニュース社