カンタス、国際線エコノミーの機内食刷新-成田線は15年3月から

  • 2014年11月13日

 カンタス航空(QF)は11月25日から、国際線エコノミークラスの機内食を刷新する。メニューの選択肢を拡充するほか、ボリュームも50%増加。新しいプレートを使うためメニューを迅速に提供できるようになるという。

 メニューは食と飲料の専門家による特別チームが12ヶ月掛けて研究・開発。今まで選択肢は2種類だったが、ヘルシーオプション、家庭料理ふうの食事、路線の特色を活かしたメニューに加え、オンライン予約限定メニューの4種類から選べるようになった。特色を活かしたメニューでは、例えばオーストラリア/北米間のフライトで燻製バーベキュービーフを追加する。

 また、今までビジネスクラス、プレミアム・エコノミークラスの乗客が利用可能だった、オンラインで機内食を事前に注文できる「セレクト・オン Q-Eat」サービスをエコノミークラスでも提供する。同サービスはオーストラリア出発便から提供し、オーストラリア行きの便については2015年3月以降、段階的に利用できるようにしていく予定だ。

 さらに、新機内食では新しいプレートを使用。従来のトレーを使う場合と比較すると、機内食の提供、片付け時間が30分短縮できるという。

 このほか、乗客はセルフサービスで牛肉、唐辛子、トマトのサンドイッチ、チョコレート菓子、フレッシュフルーツを利用できる。また、離陸後にはオーストラリアの老舗飲料メーカーBickford社がカンタス用に開発したウェルカムドリンクも用意した。

 新エコノミークラスのメニューは11月25日、メルボルン/ドバイ/ロンドン線から提供を開始。各路線に順次導入していく計画で、成田線は2015年3月1日から開始する。