インドネシア、「観光省」発足、新大臣に国営通信企業の元CEO
インドネシア政府はこのほど、従来の「観光クリエイティブエコノミー省」を改組し、新たに「観光省」を発足させた。同国の観光関連事業はこれまで「文化観光省」、その後の「観光クリエイティブエコノミー省」と、複数分野を所管する省が務めてきたが、今後は同省が観光関連事業に専念する。
新大臣には、インドネシア国営通信企業のテレコム・インドネシアでCEOを務めたアリフ・ヤフヤ氏を任命。今後は情報通信テクノロジーを活用したプロモーションなどに注力するという。インドネシアは、10月に就任した新大統領のジョコ・ウィドド氏が、2020年までに外国人訪問者数を年間2000万人にまで引き上げ、240億ドルの観光収入を得る方針を示したところ。
訪問者数の増加率については、過去3年間は平均8%にとどまったが、今後は12%にまで引き上げる方針。2014年度の訪問者数は950万人を見込む。