JTBガイアレック、スキー商品の販売開始、方面別に顧客層
JTBガイアレックは10月24日、JTBサン&サンのスキー商品で「上越・東北」「信州」の販売を開始した。今年は、10月3日に発売済みの「北海道」を含めて方面ごとにターゲットを設定して商品を企画した。
北海道は、1980年から1990年頃のスキーツアー全盛期にスキーを楽しんでいた「バブル世代」に焦点を合わせた。JTBガイアレックの取扱実績で、北海道へのスキーツアーの参加者に占める40歳以上の割合が約8割であったという。
ツアーでは、すでにスキー旅行の楽しみ方を知っていることを前提に「HAPPY40」メニューを用意し、グループ内に40歳以上の参加者が1名以上いれば、夕食時に120分飲み放題付きなど全員が享受できる特典を用意した。3日の販売以降、すでに人数、取扱額ともに前年を上回る好調な滑り出しという。
一方、上越・東北と信州へのツアーはファミリー層をターゲットに設定。託児所やキッズスクールなどの充実、子どものリフト券無料化など子連れでも利用しやすいスキー場のメリットを打ち出す。
例えば「JR付特別企画」では、鉄道を利用することで雪道を運転する必要をなくすなどし、宿泊にリフト券や館内利用券も付けて値頃感を打ち出した。また、パンフレットでも、スキー場の情報を再構成し、子ども向けの施設や初心者向けゲレンデなどの情報をマークで表記した。