ほんまもんのモノづくり 大阪モノづくり観推協、銅鏡・銅鐸の体験プラン
一般社団法人大阪モノづくり観光推進協議会(土方啓詔会長=ホテルセイリュウ社長)では、地域限定の旅行業登録の取得を記念して、10月1日から「本物(ほんまもん)のモノづくり体験」プランを売り出した。
プランは、河内地域におけるモノづくりの原点の一つ河内鋳物師に考古学の世界から迫る「銅鏡・銅鐸の謎」、鋳物技能認定を受けた指導者から学び実際に「銅鏡または銅鐸づくりを体験」する2つ。
前者は、元奈良大学学長で現在は元興寺文化財研究所所長の水野正好さんが諸説ある銅鏡や銅鐸についてユニークに解説するほか、現役鋳物師の上田富雄さんが古代と現代の鋳造技術について講演する。水野さんの講演と昼食のコース、銅鏡磨き体験などを加えたコース、それらに夕食を付けたコースがあり、旅行料金は6千-2万円。
後者は、1泊2日かけて直径21センチの銅鏡か高さ30センチの銅鐸を製作する。金型の型枠づくりから行う本格的な内容で、料金は2万円。
同協議会は、学生を主とした体験学習旅行の受け入れを積極的に行ってきた。今年9月1日に大阪府知事登録の地域限定旅行業を取得し、中小企業が集積するものづくりの現場を体験する旅行商品化に乗り出した。「今後も順次、歴史を彩るモノづくり、究極のモノづくり体験をシリーズ化して販売していく」としている。
情報提供:トラベルニュース社