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ジャカルタ、観光客誘致強化、ゴルフの魅力訴え-観光大使にJKT48

  • 2014年10月19日

観光大使のJKT48と、ジャカルタ特別州政府観光文化局プロモーション部長のチュチュ・アフマド・クルニ氏(左端)  ジャカルタ特別州政府観光文化局は10月15日と17日、東京と大阪でエンジョイ・ジャカルタ・ロードショー2014を開催し、観光大使にJKT48を任命した。東京で開催された記者会見で、同局プロモーション部長のチュチュ・アフマド・クルニ氏は、ジャカルタの日本人訪問者の8割がビジネス客と説明。プロモーションにより、日本市場でレジャーでの訪問先としてのジャカルタの魅力を訴求し、誘客をはかるとした。今後ジャカルタへの日本人訪問者数を毎年6%から10%程度ずつ増やしていきたい考えだ。

ジャカルタ特別州政府観光文化局のクルニ氏  インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省によると、2013年の外国人訪問者数は前年比9.42%増の804万4462人。日本人は7.69%増の47万9305人で、マレーシア、中国に次ぐ第3位だ。このうち、ジャカルタへの訪問者数は20万7928人、バリへの訪問者数は20万7829人。ジャカルタはビジネス需要が、バリはレジャー需要がメインとなっている。

 クルニ氏は「インドネシア(のレジャー)はバリだけではない」とし、ゴルフやショッピング、スパ、グルメなどをアピール。特に日本市場に対してはゴルフをターゲットにしていく方針を語った。ジャカルタには市内に30以上、周辺部を合わせると50以上のゴルフコースがあり、国際的な大会も開催されているという。

 また、ガルーダ・インドネシア航空(GA)東日本地区営業本部営業部長の和田博之氏も「バリという大きなレジャー市場があるため、ジャカルタはビジネス需要以外なかなかない」と課題を指摘。GAの羽田・成田/ジャカルタ線は6割以上がビジネス需要とし、レジャー需要を掘り起こしの必要性を説いた。旅行会社とタイアップしたゴルフパッケージなどを引き続きアピールしていく考えだ。

 記者会見ではJTBインドネシア営業部長の根田健一氏も登壇。現在JTBではジャカルタのモノツアーはないが、今後は「ビジネス需要をレジャー需要に添加するためのとっかかりとしてパッケージを作る」考えを語った。ホテル、航空券、送迎をセットにしたツアーを造成し、ゴルフなどのオプショナルを合わせて販売していく予定だ。

任命式にはJKT48のメンバー6名が参加  なお、会見ではエンジョイ・ジャカルタ観光大使として、JKT48が任命された。ジャカルタ特別州政府観光文化局によると、AKB48の姉妹グループで日本でも人気が高いJKT48を観光大使にすることで、日本からの観光誘致を促進していく方針。AKB48からJKTに移籍したメンバーの仲川遥香さんは「ジャカルタは日本人が来てもすごく楽しめる場所。遊びに行くところや観光地もたくさんあり、日本食からインドネシア料理まで楽しめる」とアピールした。