観光庁、御嶽山の噴火に伴う観光への影響と対策を発表
観光庁は10月14日、御嶽山の火山に伴う観光への影響と対策について発表した。観光への影響については、宿泊では直接被害が発生した木曽地域に加え、長野県南信地域、東信地域、岐阜県内などでキャンセルが発生。ただし、通常でもキャンセルが生じるため、全てが噴火を理由としたものかは不明とした。
また、ツアーについては御岳ロープウェイの運休に伴い、ロープウェイを利用したツアーで2000名以上がキャンセル。しかし、長野県の南地域や下呂、高山などを訪問する、御嶽山周辺地域でロープウェイを使用しないツアーに関しては、キャンセル情報はないという。
このほか、風評被害対策として被害発生直後より関係団体などから情報を収集しているほか、現地に関する正確な情報を発信するため、観光庁ウェブサイトに御嶽山周辺に関連するウェブサイトのリンクを掲載。さらに、日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)には正確な情報を提供するよう要請した。また、訪日外国人向けには、日本政府観光局(JNTO)のウェブサイトなどを通じ、情報を発信するなど風評被害の防止に努めているという。