九州、訪日客向けにETC割引、レンタカー利用で-乗捨可能も
九州運輸局と九州各県、政令市、九州観光推進機構は12月26日まで、訪日外国人旅行者向けに「レンタカーで九州をドライブしよう」キャンペーンを実施中だ。訪日外国人旅行者に対し、ドライブ旅行での九州観光の魅力を訴求する目的。
九州運輸局によると、2013年に九州を訪問した訪日外国人は126万人。今年の1月から5月の実績は前年比15%増の63万人と順調に増加しており、キャンペーンで更なる積み増しをはかる。
キャンペーンではNEXCO西日本や福岡県レンタカー協会、各レンタカー事業者が協力し、期間中に周遊割引「Kyushu Expressway Pass」を販売。九州地域の高速道路が定額料金で乗り放題になるもので、利用期間は連続する2日間から10日間。料金は2500円から1万500円とした。
対象は指定のレンタカー会社が提供するETCカード及び自動車に限る。各レンタカー事業者の協力により、九州内の広域での乗り捨ても可能とした。また、各レンタカー事業者では外国語対応可能なレンタカーの貸出体制を整備し、合計77営業所で対応できるようにした。
このほか、モデルルートとして、福岡空港発着の3日間コース、宮崎空港発熊本空港着の3日間コース、福岡空港発北九州空港着で九州を周遊するコースも紹介する。
また、海外に向けての情報発信も積極的に実施していく。九州の観光地やグルメなどを紹介する英語、韓国語、中国語繁体字チラシなどを作成し、ドライブマップと合わせて海外向けのプロモーションに活用する。また、各国の旅行会社に対し、ドライブ旅行の魅力をメールマガジンで発信する。
このほか、韓国に対しては東九州道沿線を紹介する情報誌を作成し、韓国の空港や旅行会社に配布するとともに、WEB上で情報を提供する。さらに、レンタカー利用アンケートもおこない、回答者にはグッズをプレゼントする。