全日空（NH）は10月26日から、ブラジルのTAM航空（JJ）とのコードシェアを拡大する。政府認可申請中だ。

　NHでは今まで、JJのロンドン／サンパウロ線とサンパウロ／リオデジャネイロ線でコードシェアを実施していた。10月26日からはパリ、フランクフルト／サンパウロ線もコードシェアの対象にする。さらに、サンパウロ以遠のブラジル国内線についても、ロンドリーナ、ブラジリア、ベロオリゾンテ、マナウス、クリチバの5都市を追加する。

　NHによると、ブラジルは2016年のオリンピック開催国であり、観光に力を入れていることに加え、多くの日本企業が各地に進出しており日本との関係性は深い。今回のコードシェアにより、南米へのネットワークをさらに拡充し、乗客の利便性を高める考えだ。

　なお、NHはユナイテッド航空（UA）やルフトハンザ・ドイツ航空（LH）とも南米路線のコードシェアを実施。UAとはシカゴ、ワシントン、ニューヨーク、ヒューストン／サンパウロ線とヒューストン／リオデジャネイロ線を、LHとはミュンヘン、フランクフルト／サンパウロ線とフランクフルト／リオデジャネイロ線を実施中。今回のJJを加えると、南米へのコードシェアは計10路線となる。