広島市、無料WiFi拡充へ実証実験、NTT西日本と訪日増めざす

  • 2014年9月30日

伝統文様「青海波(せいがいは)」が、瀬戸内の海とWi-Fiの電波を表す
※広島市ウェブサイトより
 広島市と西日本電信電話(NTT西日本)、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームは10月1日、広島市中心部などで無料のWiFi接続サービスを拡大する実証実験を開始する。滞在中の利便性を向上することで、広島市を訪れる訪日外国人旅行者の増加をめざす。

 広島市では、2013年8月1日から外国人でも容易に使用できる屋内型の無料WiFiサービス「Hiroshima Free Wi-Fi」を開始し、現在は市内の公共施設など9ヶ所でサービスを提供。実証実験は10月1日から2015年9月30日までの1年間、広島市内の中心部を重点エリアとし、飲食店やホテルなどの店舗に機器を設置する。

 Hiroshima Free Wi-Fiは1回30分までの接続を1日何回でも利用可能だが、今回の実証実験では、1回あたり15分まで、1日4回までの制限を設けたサービス「Hiroshima Free Wi-Fi Lite」を新たに提供する。

 また、合わせて観光施設や商業施設などに関する情報の提供サービスやクーポンの配信、会話サポートなどの実験もおこなう。さらに、こうした取り組み結果のデータを分析し、利用実態を把握して今後の展開に活かす。