ドイツ、14年上期の旅行者は6%増、日本人は微減
ドイツ観光局はこのほど、2014年1月から6月期の外国人延べ宿泊数が前年比6%増となったことを報告した。10床以上の宿泊施設における宿泊数を集計したもので、前年から約190万泊増加し、過去最高の3280万泊を記録した。特に上位10ヶ国が牽引して約83万泊増加したが、そのうちスイス、オーストリア、ベルギーなどは2桁増となった。
アジア諸国では、日本が2.5%減の55万3598泊と僅かに前年を下回ったものの、中国は18.1%増、アラブ湾岸諸国は17.4%増で大きな伸びを示した。インドは9.0%増、韓国は12.5%増だった。
なお、2014年上半期の伸び率は2013年上半期の3.2%増と比較して増大しているものの、同観光局では「送り出し上位国の政治経済的な消費阻害要因により、今後の数値の伸びはあまり高くならない」との見方を示しており、通年の増加率は3%程度になると見込んでいる。