ロイヤルパーク・羽田が内覧会-予約は順調、空港と協力も
ロイヤルパークホテル ザ 羽田は9月30日の開業を踏まえ、26日に事前内覧会を開催した。同ホテルはロイヤルパークホテルズ アンド リゾーツ、日本空港ビルデング、三菱地所の3社共同で進めてきた事業。日本空港ビルデング執行役員経営企画本部長代理の徳武大介氏は、ホテルについて「増える国際線の需要に今後応えていくために整備したもの」とし、「今後(羽田の)さらなる増便、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、その先に向け、更に拡大、充実していく」と意気込みを述べた。
ホテルは一般エリアに加え、保安エリア内に日本初のトランジットホテル「ロイヤルパークホテル ザ 羽田 トランジット」を併設している。ロイヤルパークホテル ザ 羽田総支配人の戸張浩幸氏は「予約は順調に入っている」と現状を説明。予約のうち、日本人は7割から8割、外国人は2割から3割とした。保安エリアについてはほぼ外国人の利用を見込んでいるが、現在は乗り継ぎに適した便が少ないことから「見込みよりはスローなスタート」だという。
ホテルの客室数はホテル全体で313室で、うち17室を保安エリアに配置。また、リフレッシュルームも一般エリアに6室、保安エリアに8室設けており、事前予約も可能だ。客室などの販売は公式ウェブサイトやOTA、旅行会社経由などで展開しており、公式ウェブサイトとOTAが5割、旅行会社が5割程度となっている。
また、同ホテルでは国際線旅客ターミナルと協力したサービスを実施。ターミナル内の案内スタッフ「コンシェルジュ」と連絡を密に取り、情報提供をおこなうとともに、案内カウンター用に一般エリアのシングルルーム、ツインルームを各5部屋、計10部屋をブロック。当日の宿泊場所がないなどの問い合わせの際活用していくという。
このほか、免税店などでの優待や、空港内で利用できる金券の販売、金券がホテルでも使えるサービスについても、現在検討中とした。
なお、ホテルの様子は後日フォトニュースで紹介する。