東武トラベルとトップツアーが4月に合併、「東武トップツアーズ」に
東武鉄道グループの東武トラベルとトップツアーは9月24日付で、来年4月1日にトップツアーを存続会社として合併すると発表した。新たな社名は「東武トップツアーズ」とする予定で、本社は東京・墨田区の東京スカイツリーイーストタワーに置く。昨年にトップツアーが東武グループ入りした後、2社は同グループ内の旅行会社として連携をはかってきたが、あわせて経営基盤の強化に向けた経営統合についても検討を重ねてきたという。
今後はトップツアーが持つ法人営業の強みや海外ネットワーク、東武トラベルの沿線観光地や教育旅行などの強みを融合。団体旅行の強化やインバウンドの拡充に取り組むとともに、東京スカイツリーや日光、鬼怒川温泉など沿線の観光地への送客についても強化する。また、業務の効率化などにおいてもシナジーの創出をめざす。
なお、トップツアー広報担当によれば、役員体制を含めた新会社の詳細は現時点では明らかにされておらず、今後決定したのち発表する方針。2社の有する既存店舗については、基本的に存続させる方向で事業運営を展開するという。