JTB西日本など、香港で日本食テーマのトレードフェア、15年3月に
JTB西日本や学識経験者、食農コンサルタント、物流事業者などから構成される「Japanese Foods Trade Fair実行委員会」は2015年3月12日と13日、香港で「Japanese Foods “Premium” Trade Fair in Hong Kong」を開催する。日本の農林水産物、食品などの生産業者に対し、香港を中心としたアジア諸国へ生産物の輸出拡大の足がかりにしてもらいたい考えだ。
Japanese Foods Trade Fair実行委員会は、日本産農林水産物・食品の輸出において、「安定した供給力」「価格に見合った付加価値の提供」「良いパートナー関係の構築」のために組織されたもの。今まで培った経験やノウハウを活かし、食に絡む人・モノ・文化の交流促進による地域社会の振興を目的としている。JTB西日本によると、香港はアジア諸国の中でも各国からの中継拠点としての役割を持ち、世界中でも日本産農林水産物の輸入が特に高く、日本食文化も浸透していることなどから、イベントの香港開催を決定したという。
イベントは香港のパンダホテルで開催。個別商談会方式が基本で、フリー商談の時間も設けた。また、出展企業には常設店舗やレストランなどを活用したテストマーケティング機会を提供するほか販売支援も実施。さらに事前に成約に向けた研修会や、現地有力バイヤーによる商品評価会を開催する。商談終了後にはバイヤーからの評価をフィードバックするなどのフォローアップも担当する。
イベントではサプライヤーとして出展企業を約50社募集する予定だ。出展企業の条件は、日本の農林水産物・食品などの生産業者で、日本で生産または加工されたものを商談商品とすることと、商談会全日程に参加すること。また、バイヤーは香港・マカオなどを中心とした、小売、ホテルレストラン、通販、卸売業者などから、50社程度の参加を想定している。