JTBGMT、サンライズツアーの15年商品発売、130コースで22万人目標に
JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)は10月2日、訪日個人観光客向け国内パッケージツアー「サンライズツアー」の2015年商品を発売する。2015年は人気の高い富士箱根ツアーで商品の選択肢を拡充。新設定のコース7コースを含む約130コースを設定した。年間取扱人数で2014年比20%増の22万人をめざす。
サンライズツアーは1964年から販売を展開しており、今年で創立50周年。51周年目に当たる2015年は「次の50年」に向けた取り組み元年と位置づけ、高品質、高付加価値ブランドとしての展開を強化する。例えば、定番商品の「富士箱根」「鎌倉・横浜」ツアーで食事の質の向上やボリュームアップを実施。宿泊付きパッケージツアーでは、送り先ホテルの対象を拡大する。さらに、サービス面も強化しているところで、今年6月からはコールセンターを多言語化し、日本語、英語、中国語、韓国語の4ヶ国語に対応している。また、長距離移動のバスツアーで無料WiFiを搭載する。
また、51年目開始の特別企画商品として、東京都観光汽船の宇宙船をイメージした客船「ホタルナ」を貸切し、1月1日早朝から東京湾で初日の出を鑑賞するツアーを用意。浅草の振袖姿の女性「振袖さん」が乗船する。初日の出の鑑賞後、元日の富士山バスツアーに乗車する特別セットプランも用意した。旅行代金は単品で1万8800円、セットプランで3万2220円。設定人数80名の完売をめざす。
このほか、新しいゴールデンルートとして、東京、富士山、上高地、立山黒部アルペンルート、金沢、京都をめぐる9日間のツアーを提案。設定日は5月7日から11月8日の一部除外日を除く日、木曜日で、旅行代金は23万8700円からとした。
さらに、50年の謝恩プロモーションを海外・国内提携販売店を対象に順次展開していく考え。内容は現在検討中だが、海外の販売店へは期間限定キャンペーンを想定しているという。
なお、2013年から開始しているアジアを中心としたリピーター向けの「エクスペリエンスジャパン」は、地域発着商品、体験型商品を中心に、10月以降順次発売して行く予定だ。2015年はJTB国内旅行企画と連携し商品ラインナップを大幅に拡大する計画で、通期で700コース、取扱人員10万人をめざす。