ブラジル・リオデジャネイロ、リオ州の安全情報「海水浴客を狙った集団強盗事件の発生」・※日本国総領事館発出情報
在リオデジャネイロ日本国総領事館より、リオ州の安全情報「海水浴客を狙った集団強盗事件の発生」が、発出されました。
在留邦人のみならず、現在現地にご滞在中の方、またこれからご旅行をご予定の方は、十分にご注意ください。
平成26年9月15日
在リオデジャネイロ日本国総領事館
リオ州の安全情報 (2014年32号)
海水浴客を狙った集団強盗事件の発生
リオ州文民警察によれば、14日(日)、リオ市各地の砂浜海岸で強盗事件が連続発生し、同文民警察で、少なくとも60件の強盗被害を受理しました。
州軍警察では、9月以降の海水浴シーズンに向けて特別作戦を実施中ですが、今回の事件を受けて更に態勢を強化し、同種犯罪の抑止に全力を注ぐ方針です。
【発生状況】
1) 14日午後、リオ市内南部地区の海岸各地において、同時多発的に強盗事件が発生し、州文民警察では、同日、コパカバーナ、イパネマ・レブロン地区で少なくとも60件の強盗被害を受理しています。
2) 特にイパネマ海岸では、同日午後、複数の被疑者グループが砂浜に現れ、海水浴客や砂浜を散歩する一般市民を襲撃し、所持品(現金、携帯電話、サングラス、ネックレス、時計等貴重品)を片端から盗み、そのまま逃走しました。被疑者の多くは少年で、軍警察は騒ぎを収束させるために催涙弾を使用するなどして応戦し、海水浴客がごった返す砂浜は一時騒然となりました。
3) 軍警察は、コパカバーナ地区において50人、イパネマ・レブロン地区において30人の強盗被疑者の身柄を拘束し、文民警察に引致しました。
【軍警察の対応】
軍警察では、海水浴シーズンが始まる9月から、「アハスタウン」と呼ばれる集団強盗対策のため、「夏期犯罪特別対策」を実行しており、14日(日)にも、南部地区海岸に警察官650人を特別配置して警備強化していました。
軍警察では、今回の事件発生を受け、警備計画そのものの見直しを行い、同種犯罪抑止に全力を尽くす方針とのことです。
【アドバイス】
○ 出歩く際は、可能な限り軽装に心がけ、不必要なものは携帯しない。
○ スマートフォンはできるだけ人目に触れないよう心がける。
○ 目立つ服装や装飾品を避ける。
○ 強盗に遭った際には、あわてず騒がず冷静に対処。抵抗しない。