ベトジェットが初飛来、年末年始にチャーター、「水着ショー」も
ベトジェット航空(VJ)は年末年始に、関空/ハノイ/シェムリアップ間のチャーター便を運航する。VJは2011年12月に就航したベトナム初のLCCで、日本へは初就航。使用機材はエアバスA320-200型機で、座席数はエコノミークラスのみの180席。
すでに阪急交通社がツアーの販売を開始しているほか、その他の会社も順次取り扱う予定という。日本での代理店を務めるエアーインターによると、個札販売をする可能性はあるものの「ぎりぎりまで控える」方針だ。
VJはもともと成田、羽田、茨城からのチャーターを計画していたこともあったが、エアバスA321型機の受納が遅れ、A320-200型機では直接届かずテクニカルランディングをすると採算が取れないこと、さらにベトナムと中国との間で政情が不安定化したことなどにより見合わせていた。
今回の関空/ハノイ間は飛行時間が約4.5時間とA320-200型機でも運航でき、またシェムリアップへも運航することで需要を取り込めると判断した。ハノイ/シェムリアップ間については、すでに運航していて利用率も高いという仁川/ハノイ線の旅客と日本からの旅客で座席を埋めたい考えだ。
なお、VJでは安全性の堅持に加えて「エンターテイメント性」を打ち出しており、就航記念イベントとして「機内ビキニショー」などを実施。このほかチャーター便での機内婚や、国際女性デーでの機内メイクイベントなどの実績もあるという。
関空線では2015年冬ダイヤの定期便化もめざす方針で、特に2015年中には実現したい考え。また、A321型機など中長距離用の機材を導入した後は首都圏からの運航も計画する。
▽VJ、関空/ハノイ/シェムリアップ間チャーター便運航スケジュール
・2014年12月30日
VJ5741便 KIX 12時25分発/HAN 15時35分着
VJ5701便 HAN 17時25分発/REP 19時25分着
・2015年1月1日
VJ5702便 REP 15時00分発/HAN 17時00分着
・2015年1月4日
VJ5740便 HAN 00時30分発/KIX 06時55分着