平田塾長は「JR西日本がこんなこと（ラッピング列車）をやるんです。乗っていることを楽しむ観光バスのような案内してくれる列車はどうでしょう？　では皆さん考えてください。関係のない人が考えると、いいアイデアが生まれます」。そう促されて塾生は6グループに分かれてディスカッションを開始。それぞれアイデアを出し合った。

　乗務員や駅員－　50人の塾生がグループ討議

40分程度の短時間だったが、6つのグループからは様々なアイデアが出た。

　「コスプレ専用車両」は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）へ行く列車で乗務員もコスプレに扮する。

　環状線1周45分の「婚活列車」。車両ごとに年齢を分け、車掌が神父になる演出も。

　地下鉄にない魅力は地上を走り景色が楽しめること。景色をおもしろく地域を案内する乗務員による「沿線ガイド」が楽しめる車両。

　そのほか「宴会列車」「まんが列車」「ビール列車」などイベント色のある車両のアイデアが出たが、各グループとも駅員や乗務員など人を前面にした活性化案が多かった。大阪の魅力は「人」という塾生もいた。

　JR西日本の長谷川さんは、短い時間でのアイデアラッシュに感謝し、あるグループが提案した「大阪環状線ぐるなびフリー切符」を高評価。19駅の周遊を促すもので、ナイスアイデア賞を贈った。

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次回の大阪集客塾は9月18日、大坂の陣400年をテーマに、大阪ステーションシティのぐるなび大学で19時から開く。

情報提供：トラベルニュース社