KNT-CTホールディングスの2014年6月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比4.1％増の156億5051万円となった。団体旅行は6.7％増の48億61万円と増加したが、企画旅行は4.6％減の70億6531万円と減少した。個人旅行は20.6％増の37億8459万円と前年を大きく上回った。

　団体旅行では、一般団体はワールドカップの取り扱いなどもあり、7.0％増の42億1343万円と増加。学生団体も4.8％増の5億8718万円と前年を上回った。企画旅行では、ホリデイは東アジア方面を中心に全般的に不調であることに加え、低価格帯商品のラインナップを縮小させた影響で、38.5％減の13億5448万円と減少。一方、クラブツーリズムはクルーズ商品は不調だったものの、アメリカ・オセアニア方面、SIT商品が好調に推移したことなどで9.7％増の56億9784万円となった。

　なお、海外旅行以外では、国内旅行が0.9％減の287億8995万円、外国人旅行が39.9％増の11億3287万円で、関連商品他を合わせた合計1.4％増の463億7766万円となった。国内旅行の詳細は別途掲載（下記関連記事）。