KNT-CT、6月国内旅行は0.9%減-団体旅行は1.7%増
KNT-CTホールディングスの2014年6月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比0.9%減の287億8995万円となった。団体旅行は1.7%増の115億4972万円と前年を上回ったが、企画旅行は2.3%減の134億1401万円、個人旅行は3.1%減の38億2621万円と減少した。
団体旅行のうち、一般団体は1.4%増の45億8336万円と堅調に推移。学生団体は宿泊研修や部活動の遠征などの修学旅行以外の取り扱いが増え、1.9%増の69億6637万円と増加した。企画旅行では、メイトが8.8%減の43億4913万円と前年割れ。方面別では、関西、中国四国、九州方面が好調を維持したが、北海道や東北方面が不調。さらに、昨年の伊勢神宮の遷宮行事などの反動もあり、伊勢志摩方面を中心とした中部地方が伸び悩んだ。
一方、クラブツーリズムは1.1%増の90億6473万円と増加した。バス旅行以外の国内旅行では、北海道、九州、沖縄などの航空機利用方面は好調だったが、遷宮効果の反動で伊勢志摩や出雲方面が落ち込み、3.4%減と減少。一方、バス旅行方面は宿泊バス旅行は伸び悩んだが日帰りバスツアーは堅調で1.9%増となった。このほか、外国人旅行は39.9%増の11億3287万円となった。
なお、国内旅行以外では、海外旅行は4.1%増の156億5051万円で、関連商品他を合わせた総計は1.4%増の463億7766万円となった。海外旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)。