JNTO、クールジャパン機構と連携、オールジャパン体制で日本の魅力発信

  • 2014年9月8日

 日本政府観光局(JNTO)と、日本の魅力を海外で事業化するためのリスクマネーを企業に投資している海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)はこのほど、業務連携に関する覚書を締結した。2020年の東京オリンピック開催などで今後の増加が期待できる外国人観光客の誘致、メディア・コンテンツや食など海外で人気が高い日本の商材やサービスの海外展開の加速化をめざす。

 両者は観光庁と経済産業省の支援のもと、JNTOが進めるビジットジャパン事業と、同機構が進めるクールジャパン事業を、オールジャパン体制で推進する。具体的には両事業に資する有望なプロジェクトに対して、両者が支援や助成をおこない、事業化検討・推進する。また、両団体や経産省、観光庁などが商談会や展示会などを開催する際に、いずれかの機関から協力要請があった場合には、ノウハウの提供や現地訪問先の紹介、参加者の募集など必要な協力を実施する。

 インバウンドの振興や海外展開に関心を持った自治体、団体、事業者などに対しては、JNTOおよびクールジャパン機構の概要や支援策、窓口などを紹介する。また、調査や情報収集などにおいても連携や協力をおこない、両者による意見交換会の開催も実施する。