ユナイテッド航空、羽田線も以遠5割、ラスベガスなど利便性訴え
ユナイテッド航空(UA)はこのほど、ラスベガスに焦点あてたメディア向けランチョンを開催し、羽田/サンフランシスコ線を利用した乗り継ぎの利便性をアピールした。UAアジア・太平洋地区広報統括本部長の永田浩二氏は「サンフランシスコはハブ空港で、主要乗り継ぎ空港の1つ」である点を強調。同路線で米国内及び北米の約20都市への同日乗り継ぎが可能であるという。乗り継ぎ需要としては、現在運航中の成田/サンフランシスコと同様、全体の約50%を見込む。
同氏によると、羽田線の予約状況は順調に推移しており、販売戦略として引き続き都心からの近さや、仕事帰りに搭乗できるなどの深夜発便の利便性を訴えていく考え。ビジネス需要に対しては、外資系企業で働く人などをターゲットに、仕事を終えてから出発することで時間を有効に使用できる点を訴求していく。また、レジャー需要に対しては、旅行会社に対し、ラスベガスなどサンフランシスコ以遠へのパッケージツアーの造成を働きかけていくとした。
ラスベガスへの乗り継ぎについては「20都市の中でも非常に利便性が良い」とアピール。例えば往路は01時00分羽田発、18時10分サンフランシスコ着で、サンフランシスコを18時59分に出発するUA544便を利用することで、20時35分にラスベガスへ到着できるという。また、復路については15時01分ラスベガス発、16時41分サンフランシスコ着のUA364便から19時15分サンフランシスコ発の同路線に乗り継ぐと、翌日の22時45分に羽田へ到着できると説明した。
さらに、永田氏は全日空(NH)とのジョイントベンチャーについても言及。「行きはNHでロサンゼルスへ、帰りはサンフランシスコからUA便を利用することもできる」と多様性をアピールした。NHの国内線を使用し日本の各都市から羽田/サンフランシスコ線への乗り継ぎも可能だという。
このほか、昼食会ではラスベガス観光局がラスベガスの魅力を紹介。同局日本オフィス代表の岡部恭子氏は「唯一無いものは海だけで、観る、食べる、買う、遊ぶなど全てのことを満喫できる」とアピールした。さらに、最新スポットとして今年4月にオープンした1キャビン40名の収容が可能な観覧車「THE LINQ」や、8月23日に開業した「SLS ラスベガス・ホテル&カジノ」などを紹介。2017年にはアジアをモチーフにしたリゾート施設「リゾートワールド・ラスベガス」が開設予定だという。