BA、空席・運賃の72時間取り置きサービス開始、長距離は10英ポンドで

  • 2014年9月3日

 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)はこのほど、空席と運賃を最大72時間取り置くサービスを開始した。取り置き金として長距離フライトで1名当たり10英ポンド、短距離フライトで5英ポインドを支払う必要がある。申し込み後72時間以内に支払いする場合は、取り置き申し込み金を返金する。

 サービスにより、運賃を検討しながら座席を確保できるようにし、顧客満足度の向上をはかる考え。BA日本・韓国地区支社長のジョンティ・ブルナー氏は、格安の航空券を見つけたとしても、仕事を抜け出す時間や同行者の予定を確認する時間が必要なため、すぐに予約できない場合があると指摘。サービスにより、航空券を予約する際に運賃が満足できるものであるかを確認する十分な時間が確保できるとコメントした。

 航空券の取り置きには、予約者の名前が必要。同行者の名前は予約の72時間以内に追加すれば問題ない。座席の確保は出発21日前まで利用可能だ。

 サービスは、BAと同じインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)傘下のイベリア航空(IB)との合同プロジェクトとして実施。取り置きサービスの対象となるのは、BA、IB、イベリア・エクスプレス(I2)、エア・ノーストラム(YW)の各便で、BA、IB、I2、YW間のコードシェア便や、それぞれを組み合わせた旅程も対象だ。同時に申し込みし、同一チケットであることが条件。なお、BAの日本航空(JL)、フィンエアー(AY)とのコードシェア便の予約には利用できない。