第3種ホールワールドトラベル破産、負債1.3億円で弁済困難
東京商工リサーチ(TSR)によると、東京都の第3種旅行業者であったホールワールドトラベルが先ごろに東京地裁から破産手続開始決定を受けた。破産管財人は梶谷綜合法律事務所の坂口昌子弁護士が専任されている。
負債総額は債権者137名に対して1億3440万円にのぼり、このうち個人が103名で約6300万円と高額。主に海外のツアーや航空券手配を取り扱い、特に競技ダンス関連の顧客に多く利用されていたとの情報もある。
事業停止は6月で、ホールワールドトラベルが加盟している全国旅行業協会(ANTA)では、最初の弁済保証制度の認証申出を6月9日に受け付け、その後の60日間で総額が1500万円を上回ったという。すでに第3種の弁済保証限度額である300万円を大きく超えているため、8月11日以降に認証申出を提出しても弁済は困難であると案内している。