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日系2社、7月国際線は旅客5%増-ANAが牽引、利用率はJAL

  • 2014年8月27日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2014年7月の運航実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比5.3%増の128万8218人となった。JLが0.4%増の66万8448人とほぼ前年並みであったのに対し、NHは11.1%増の61万9770人と大きく伸ばした。

 一方、ロードファクターは2社合計で1.5ポイント減の75.5%。2社ともに前年を割り込んだが、JLは76.1%、NHは74.9%と僅かながらJLが上回っている。NHは、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が17.8%増となったものの、座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は20.2%増と急増していた。JLはASKが3.9%増、RPKが2.1%増であった。

 方面別で見ると、JLの旅客数はオセアニアが13.8%増、中国が12.7%増と2桁の伸び。太平洋も7.5%増、グアムも5.4%増とプラス成長したが、欧州、東南アジア、韓国は前年を下回った。利用率は、旅客数と同じくオセアニアと中国、太平洋が改善したほか、韓国も0.3ポイントながら上昇した。

 NHは、旅客数が北米・ホノルルで24.0%増、欧州で17.2%増、アジアで6.1%増といずれも増加。一方、利用率は北米・ホノルルが4.3ポイント増となったものの、欧州が6.2ポイント減、アジアが4.9%増となった。