HIS、クオリタの「アジアシティ」で新サービス、ホテルへ事前に顧客情報を提供

  • 2014年8月18日

 エイチ・アイ・エス(HIS)子会社のクオリタはこのほど、「アジアシティ」のパンフレットをリニューアルした。リニューアルでは、サービスを拡充した商品を掲載。ホテル滞在時の要望など顧客の情報をあらかじめホテル側に伝える「Personal Pre Information and Request(PPIR)システム」を導入した新サービスを開始することで、ホテル滞在の更なる満足度の向上をはかる。

 PPIRシステムは、クオリタの銀座店、新宿店、表参道店の直営3店舗に来店して申し込んだ人が対象。例えばザ・リッツ・カールトン・香港では、アレルギーの有無や食事の味付けの好み、ホテルが主催するアクティビティへの参加意向、希望する枕タイプなどをヒアリングし、ホテル側に事前に伝える。ホテルでは情報を元に顧客にサービスを実施。例えば、情報を元に推奨レストランでのディナーを用意するという。同システムは今後、順次他の方面でも導入していく予定だ。

 また、成田空港国際線利用者へのサービスを拡大。今までは空港ラウンジ利用サービスのみの提供だったが、新パンフレットでは、ラウンジに加え自宅やオフィスから空港までの往復荷物宅配サービス、成田空港至近の完全個室型駐車場利用の3つから1つを選択できる「選べる快適プラン」にグレードアップした。

 なお、旅行代金は「キャセイパシフィック航空利用 香港3日間 ザ・リッツ・カールトン香港に滞在」で、2名から3名1室利用の場合、大人1名17万3000円から30万2000円。滞在は約50平方メートルの「デラックスビクトリアハーバールーム」で、眺望指定が可能とした。最少催行人員は1名。