ハンガリー、邦人を対象とした偽警察官による詐欺盗事案に伴う諸注意(在ハンガリー日本国大使館 発出情報)

  • 2014年8月15日

 在ハンガリー日本国大使館より「邦人を対象とした偽警察官による詐欺盗事案に伴う諸注意」が発出されておりますのでお知らせいたします。

 夏休みの時期、ハンガリーへのご旅行をご予定の方は、くれぐれもご注意ください。

旅行者の皆様へ

日本大使館からのお知らせ
~邦人を対象とした偽警察官による詐欺盗事案に伴う諸注意~

 7、8月と、日本人を狙った偽警察官による詐欺盗被害が多数報告されています。

 これまでの手口は、財布から少額の現金を抜き取るだけでしたが、最近はクレジットカードを奪い、キャッシング機能を利用して現金を限度額まで引き出すなど、被害額は、多いもので50万円を超えるなどの極めて悪質な犯罪となっています。

 在留邦人の皆様方におかれましては、こうした被害に巻き込まれないように十分ご注意ください。

 【犯罪手口】
1 旅行者のふりをした一人目の犯人が「あなたは旅行者か? それともここに住んでいるのか?」と話し掛けながら、旅行者かどうかの確認を行う。

 2 旅行者であることがわかると(最近の事案では当地在住の方に対しても実行)、「私も旅行者で道がわからない」、「写真を撮ってほしい」等と言いながら、話を続ける。

 3 そこへ、麻薬取締官と名乗る別の犯人(通常2名)が偽の警察バッジを一瞬見せながら「お前たち、今麻薬の売買をしていただろう。財布を見せてみろ。」と言いながら財布の中身を確認し、隙を見てお札を抜き取る。

 4 さらに、財布の中のクレジットカードを手に取り「ID確認を行うので暗証番号を言え」と言って番号を聞き出した後「捜査に必要だからクレジットカードは押収する」と言って立ち去り、最寄りの銀行で現金を限度額まで複数回にわたって引き出す。

 【対応】
上記の手口を用いて話し掛けてくる、あるいは、近付いてくる者は偽警察官である可能性が高いため、相手にすることなくその場を離れるようにして下さい。

 警察官は警察バッジの携行が義務づけられているため、偽警察官はそれに酷似した偽の警察バッジを所持しながら、話し掛ける際に一瞬だけ提示してすぐに隠してしまいます。その場を離れようとしても執拗に話し掛けてくる偽警察官に対しては、本来警察バッジに刻印されている5桁の警察官識別番号がないことを相手に伝えながら、その場を離れるようにして下さい。さらに執拗に迫ってくる場合には「警察署で話を聞きます」等毅然とした対応により、くれぐれも被害に遭わないようにご注意下さい。


情報提供:株式会社ミキ・ツーリスト日本海外ツアーオペレーター協会