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スイス列車事故、迂回ルート利用でツアー催行「影響なし」-大手旅行会社

  • 2014年8月17日

 スイス南東部のグラウビュンデン州で発生したレーティッシュ鉄道の列車脱線事故について、大手旅行会社各社ではツアー催行には影響はないとしている。ジェイティービー(JTB)、エイチ・アイ・エス(HIS)、阪急交通社、近畿日本ツーリスト(KNT)、日本旅行に聞き取り調査を実施したところ、各社ともツアーは通常通り催行しているという。

 事故が発生したのはレーティッシュ鉄道で世界遺産に認定されたアルブラ線内のティーフェンカステル/トゥージス間で、日本人を含む11名が負傷。レーティッシュ鉄道によると、現地時間8月15日現在、事故発生区間は列車の運行は取りやめ、振替輸送を実施。また、氷河特急やベルニナ・エクスプレスは事故発生区間を迂回して運行している。同社によると出発時間は同様だが、到着は多少遅れる可能性もあると案内している。

 旅行会社は各社とも代替ルートを利用するなど現地対応をおこなっており、ツアーを催行。事故後に出発するツアーについても目立った影響はないという。顧客の要望に対する取消料については、日本旅行以外は通常通り収受する方針。日本旅行については対応を検討しているという。