4観光圏を追加認定 近畿では「海の京都」
観光庁は7月4日、観光圏整備法に基づき、新たに4地域を観光圏に追加認定した。
4地域は、ニセコ観光圏(北海道蘭越町、ニセコ町、倶知安町)▽浜名湖観光圏(静岡県浜松市、湖西市)▽海の京都観光圏(京都府福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)▽豊の国千年ロマン観光圏(大分県別府市、中津市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、国東市、日出町、姫島村)。これで認定地域は10地域となった。
近畿運輸局では7月7日、海の京都観光圏の観光圏整備実施計画認定書の授与式が開かれ、実施主体の「海の京都観光推進協議会」の濱野茂樹・観光地域づくりマネージャー(奥伊根温泉油屋別館和亭支配人)、島田純・京都府観光連盟北京都事務局長、山口悟同事務局担当課長が出席した。
近畿運輸局企画観光部の中村広樹部長が「支援していくので、特例を生かして取り組みを進めていただきたい」と認定書を手渡した。濱野さんは「地域一体で『住んでよし訪れてよし』の地域づくりを進めたい」。
海の京都観光圏は「平安の都人が憧れた桃源郷」をテーマに、5カ年計画で観光地域づくりを進める。地域資源を生かした旅行商品の開発が大目標で、山口さんによると「今年度中にコンテンツを具体化し、商品化を進めることが一丁目一番地になります」。インバウンド対応や地域の事業者と連携しての2次交通の整備なども含め、「5年で完全なものにしたい」という。
情報提供:トラベルニュース社