フィンエアー、15年夏ダイヤで欧州10都市に就航-地中海中心に
フィンエアー(AY)グループはこのほど、2015年夏ダイヤで、ヘルシンキ発着で地中海の島々を中心とした欧州10都市に定期便を新規就航すると発表した。現地旅行会社の協力でパッケージツアーを設定。AYの公式ウェブサイトなどで航空券のみの販売も開始した。
AYによると、地中海地域のビーチリゾートを訪れる乗客や、自身で自由に休暇の予定を立てたい乗客からは、ヘルシンキからの航空券のみの購入を望む声が強くあったといい、新路線で航空券のみの販売も実施することで、乗客に多彩な選択肢を提供する考えだ。
新たに就航する定期便は、キプロスのパフォス線が3月31日から、スペインのマヨルカ線が4月11日から、トルコのダラマン線が4月12日から、イタリアのカターニア線が5月6日から、ギリシャのコス線が5月9日から、オーストリアのインスブルック線が6月14日からで、それぞれ週1便で運航する。
また、ギリシャのクレタ島にも2路線を就航。イラクリオン線が4月17日から週2便、ハニア線が4月18日から週6便で運航する。このほか、ギリシャのロードス島線が4月19日から週5便、イタリアのナポリ線が5月28日から週2便で運航を開始する。
なお、AYではこの他にも、14年の夏ダイヤより、欧州から別荘地として人気が高いトルコのアラニヤ海岸にあるガジバシャ空港行きのフライトを就航しており、15年夏ダイヤではガジバシャ発着便の増便を予定している。今回就航予定の新路線を加え、AYの運航便はフィンランド、欧州およびロシアで67路線、アジアで13路線に拡大することになる。