14年度秋のトラベル・コーディネーター養成講座の受付開始、10月開講
トラベル・カウンセラー制度推進協議会は8月1日から、トラベル・カウンセラー制度の「トラベル・コーディネーター(T/C)」秋期養成講座の受講受付を開始した。トラベル・カウンセラー制度は旅行のプロフェッショナルとして幅広い知識を身につけた人材の育成を目的とした業界の資格制度。なかでも旅行業務全般における「販売・接客のプロ」を養成・認定する制度として、T/Cの養成を実施している。現在T/C認定者は1053人。
養成講座の開講科目は、顧客に良い印象を与えるための「印象力」や、良い関係を築くための「リレーション力」などを身につける「コミュニケーション・スキル」、旅行実務や情報検索能力、語学能力を学ぶ「販売実務」、全世界のディスティネーション知識を修得するための「旅行地理」の3科目を開設。各科目ともWebドリルなどeラーニングを組みこんだオリジナル講座となっている。
「コミュニケーション・スキル」では、教材はすべてWeb上にあり、Webラーニングで学習する。「販売実務」「旅行地理」はWebドリルを用意。基本教材に準拠した演習問題に回答、解説がつき、Web上で反復練習が可能だ。
受講期間と受講料については、「販売実務」が4ヶ月で1万6500円、「旅行地理」が4ヶ月で1万4500円、「コミュニケーション・スキル」の学習期間が3ヶ月で1万5500円となっている。
開講月は10月からで、業務経歴などは問わず誰でも受講することができる。ただし、資格認定には旅行業務実務経験1年以上が必要となる。資格は養成講座を修了後、申請する形をとる。なお、総合旅行業務取扱管理者資格の取得者は、「コミュニケーション・スキル」の修了で養成講座修了とする。受講申込受付期間は8月1日から9月5日までで、T/C制度推進協議会のウェブサイトから申込を受け付ける。教材類は9月末に順次発送する。