トルコ共和国大使館・文化広報参事官室によると、トルコ最大の都市イスタンブールと首都のアンカラ間を約3時間半で結ぶ高速鉄道が、7月25日に開業した。これまで両都市間を鉄道で移動するには6時間を要していたため、鉄道利用者の割合は約10％程度にとどまっていたが、今後は大幅な増加が予想される。

　トルコ国鉄の発表によれば、開業に向けては2014年の高速鉄道予算18億トルコリラのほぼ半分にあたる額を費やしたという。トルコでは現在、交通インフラの整備が進められており、昨年10月にはイスタンブールのアジア側とヨーロッパ側を結ぶ海中トンネル「マルマライトンネル」が開通。将来的にトンネルと高速鉄道は接続される予定だ。