ジャルパック、国内下期は100.8万人へ-上期好調、全方面プラス

  • 2014年7月29日

 ジャルパックは、2014年度下期の国内旅行商品で前年比5%増である100万8000人を目標に掲げた。上期の取り扱い見込みが8%増の105万4000人と好調で、下期もJALパックブランド50周年特別企画の新コースを設けるなどし通年で200万人超の送客をめざす。

 下期の特別企画商品は、「一生に一度は体験したい」「限定を味わう」「テーマを楽しむ」「旬を楽しむ」がテーマで、上期は海外を含めた計画人数200名に対し300人以上。下期の計画人数も200人としているがそれ以上の取り扱いが予想されるという。

 特別企画の新コースでは、中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とした長崎ランタンフェスティバルを訪れるツアーや、乗馬とヘリコプターでオホーツク海や知床連山の流氷を遊覧するツアーなどを設定。

 また、ファミリー層向けに、東京ディズニーランドホテル内のビューティーサロン「ビビディ・バビディ・ブティック」で子どもがプリンセスの体験をするツアーなども用意。このほか、現地コンダクターが添乗し与那国島と南大東島を巡るツアーを用意した。

 また通常の期首商品では、上期に人気だったという出発前にホテルの部屋番号を指定できるコースを拡充。上期から提供している沖縄県のホテル日航アリビラのほか、JAL プライベートリゾートオクマのガーデンビラルームとカヌチャベイホテル&ヴィラズのジュニアスイートルームも指定可能とした。

 なお、ジャルパック代表取締役社長の二宮秀生氏によると、上期の好調さはIIT運賃の申込期限が10日前から7日前になったことが追い風となった。当初は2013年度の東京ディズニーランド30周年や出雲大社遷宮による反動減とダイナミックパッケージの取扱拡大を踏まえて7%増と想定していたが、これを上回る伸びとなった。