夏秋は夜の観光イベント展開 島根県松江市

 島根県松江市から、松江フォーゲルパークの出川充さん、一般社団法人松江観光協会の原正人さん、松江市観光文化課の森山淳さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、松江水燈路など夏から秋にかけて行われる夜間イベントを紹介した。

 松江水燈路は、出雲に神様が集う神在月の10月のひと月間に渡って行う。松江城周辺に灯篭を並べる。土日祝日はイベントをスケールアップ。武家屋敷など古い町並みが続く塩見縄手にも行灯を灯し、堀川遊覧船は夜間に特別運航する。JR松江駅、しんじ湖温泉、玉造温泉から無料シャトルバスが走り、温泉宿泊客にも来場を促す。

 松江フォーゲルパークでは8月11-17日、盆夜祭を行う。夜のフクロウ飛行ショー、浴衣姿のペンギンの出迎え、ステージイベントなどを予定している。3回目の開催となる今回は、これまで3日間だった開催期間、規模を拡大。盆夜祭の特別入園料は大人600円、小中学生300円。出川さんは「もちろん昼入場も歓迎です。花の下で食事をする昼食をぜひ味わってほしい」。

 今年は、松江を世界に紹介した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の没後110年にあたる。記念行事も行われているが、代表作「怪談」ゆかりの地を訪ねる「松江ゴーストツアー」が夜観光にぴったり。着地型旅行の先駆け的な存在のツアーで、幽霊や化け物伝説が伝わる寺院などを臨場感たっぷりに案内する。旅行代金は1700円。

 原さんは「風情ある城下町、松江ならではの夜の魅力を多くの人に知ってもらいたい」。

 

情報提供:トラベルニュース社