スターウッド、200軒目のウェスティンを重慶に開業-中国での展開継続

  • 2014年7月10日

ウェスティン重慶解放広場のスタジオスイート  スターウッドホテル&リゾートはこのほど、重慶に200軒目のウェスティンホテルとなる「ウェスティン重慶解放広場」を開業した。重慶にウェスティンブランドをオープンするのは今回が初めて。

 同ホテルは人民広場の金融地区の中心に位置するフォアベース・フィナンシャル・プラザの34階から55階を占めており、客室数は全336室で、このうちスイートが64室、サービス・アパートメントが20室。客室はウォークインクローゼット付きで、WiFi接続を無料で提供する。また、6つのレストランや、50階以上の上層階で限定プライベートダイニングを用意。ミーティング用には計11室のバンケットルームも設けた。このほか、55階に展望デッキを設けており、57階のヘリポートではチャーターサービスを提供する。

 スターウッドホテル&リゾートによると、中国は急増する富裕層と都市化の進行によりグローバルブランドへの需要が急激に高まっているところ。今後はさらに浙江省に「ウェスィン朱家尖リゾート舟山」、海南省に「ウェスティン藍湾リゾート」と「ウェスティン海口」を開業する。これにより、今年度末までに中国のウェスティンホテルの件数は20軒を上回る予定だ。さらに、今後3年間で11軒のホテルを中国で開業する計画だという。

 また、需要の増加に合わせて、アジア太平洋地域を中心に新たにウェスティンブランドのホテルを開業していく。今年度中に9軒、2016年末までに約30軒を新規オープンする予定で、例えばインドネシアでは今秋に「ウェスティン・ウブドリゾート&スパ」、15年に「ウェスティン・ジャカルタ」を開業。中国と同様に需要が高まりつつあるインドでは、15年に「ウェスティン・デリーNCRノイダ」をオープンする。