南ア、チャーター誘致に注力-14年は4万3500人目標に
南アフリカ観光局は、日本/南アフリカ間のチャーターの実現に意欲的だ。7月4日に開催したセミナーで、同局アジア太平洋地区プレジデントのブラッドリー・ブラウワー氏は業界誌の取材に応え、大手旅行会社に対し、日本/南アフリカ間のチャーターの実現をめざし具体的に働きかけているところと説明。「各旅行会社に力を貸してもらい、チャーターの座席を埋めていけるような取り組みに持っていきたい」と意気込みを示した。
ブラフワー氏はチャーターの時期について、今年は南アフリカのピークシーズンである10月のジャカランダの花や、来年8月のナマクワランドの花をフックに実施したい考えだ。2013年の日本人旅行者数は前年比22.2%増の4万2045人。2014年の目標値は4万3500人としており、「チャーターが実現すれば、更に積み増せる」と期待を語った。
また、今年は渡航者のメインであるシニア層に加え、若者層の取り組みも強化していく。若者層についてはエレファントサファリやダイビングなどのアクティビティを訴求していく。「南アフリカは5ツ星の高級ホテルから3、4ツ星の手頃なホテルまで揃っている」点を強調。南アフリカへは香港経由の利便性が高いが、イスタンブールやドバイ経由を利用することで手の届きやすい運賃で旅行ができるとアピールしたほか、MSCクルーズなどの利用も呼びかけた。
なお、南アフリカ観光局では25歳から40歳までの旅行経験が豊富な層を対象に、ファイブ・スター・クラブとプロモーションを実施。ファイブ・スター・クラブが発売した6日間の価格訴求型ツアーにからめて、観光局の日本語ウェブサイトに特設ページを設置したほか、トラベルコちゃんでも特集を掲載中だという。