ブランドUSA、「アメリカの食」を世界にアピール、シェフ招きイベントも
ブランドUSAは7月1日、米国大使公邸に報道関係者を招き、食を通じて米国観光の魅力を紹介するイベント「Discover America Culinary Story」を開催した。冒頭で挨拶をおこなった日本事務所代表の早瀬陽一氏によれば、ブランドUSAでは今後、米国国務省などと協働して「アメリカの食」をテーマとした観光プロモーションを全世界で展開するという。ブランドUSAが食文化を基軸としたプロモーション展開をおこなうのは今回が初めて。
早瀬氏はプロモーション展開の開始にあわせて、ブランドUSAが配布用のレシピ本「極上のアメリカンフードストーリー」を作成したことも発表。「どんどんメディアへの露出が増えることを期待したい」と意欲を語った。本は全米各地の著名シェフ31名による、全36品目の多様なレシピを収録したもので、日本語を含む6ヶ国語を用意。旅行会社や「ツーリズムEXPOジャパン」などでの配布を予定しているという。米国大使館商務担当公使のアンドリュー・ワイレガラ氏も、「米国の料理はここ10年から20年で、ますます多様性のあるものになっている」とアピールした。
この日のイベントでは、米国で数々の受賞歴を持ち、ボストンで人気レストラン8店舗を展開するシェフのバーバラ・リンチ氏が登場。キャロライン・ケネディ駐日米国大使の出身地であるボストンとマサチューセッツ州にゆかりのある料理として、クラムチャウダーと「蒸しロブスター、パースニップ・ピューレとマッシュルームのピクルス添え」、りんごのパイ「アップル・クロスタータ」の3品を提供した。ブランドUSAでは同時期に、日本以外にも中国、韓国、台湾、オーストラリアに著名なシェフを各1名派遣しているという。このほか、イベントではソムリエの田崎真也氏がゲストとして登場し、各料理と米国産ワインのマリアージュについて解説した。