キュナード、「クイーン・エリザベス」改装でシングルルーム新設
キュナード・ラインは、客船「クイーン・エリザベス(QE)」の改装をこのほど完了し、船内の様子を紹介したビデオの公開を開始した。同社によれば、今回の改装は数百万ドルをかけ、今年5月から6月にドイツ・ハンブルグのブローム・ウント・フォス造船所で実施。2万5000平方メートル以上のカーペットの貼り替え、3000枚以上のマットレス交換などに加え、新たに9部屋のシングルルームを設置した。
シングルルームの新設は一人旅の需要増を受けたもので、海側に8室、内側に1室を設けた。客室面積はいずれも約15平方メートルで、約120センチ幅のセミダブルベッドを設置。いずれも船体の中央付近に位置し、社交の場であるクイーンズ・ルームやカジノ、劇場へのアクセスは良好だという。海側の8室では、大型の窓から眺望も楽しめる。使用されるのは今年12月16日出発以降のクルーズで、予約は既に開始されている。
今回の改装ではそのほか、ブッフェレストラン「リド」の模様替え、「ロイヤル・アーケード」における新たな宝飾品店、時計店の入店、交流発電機の交換なども実施した。
▽QE、改装中および改装後の船内の様子