主要50社、4月の国内旅行は0.6%減、外国人旅行は5割増

  • 2014年6月22日

 観光庁が取りまとめた2014年4月の主要旅行会社50社の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は0.6%減の2763億4187万円、外国人旅行は51.3%増の123億1082万円となった。

 国内旅行について企業別で見ると、ジェイティービー(JTB)グループ15社計が1.6%増の643億434万円で1位。次いでKNT-CTホールディングス9社計が1.4%減の254億9432万円、楽天トラベルが0.4%増の247億7842万円と続いた。4月に営業を開始したJTB国内旅行企画は1.1%増の184億7372万円であった。

 一方、外国人旅行は33社が実績を報告。最も規模が大きかったのはJTB15社計で43.2%増の57億3894万円。このうち48億7329万円(49.6%増)をJTBグローバル・マーケティング&トラベルが稼いでいる。以降は、日本旅行が64.7%増の26億4726万円、KNT-CT9社計が70.1%増の15億8290万円などとなった。

 このほか、募集型企画旅行は国内旅行で取扱額が0.9%増の650億2169万円、取扱人数が0.9%増の264万2753人。外国人旅行は取扱額が61.1%増の6億1350万円、人数が65.7%増の3万6260人となった。

 なお、海外旅行は5.1%減の1442億5938万円で、国内と外国人との総計は1.2%減の4329億1207万円であった。海外旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)。

※観光庁では3月までは調査対象の企業数を57社としていたが、2014年度に入って50社に変更。北海道旅客鉄道、アールアンドシーツアーズ、小田急トラベル、東日観光、南海国際旅行、フジトラベルサービス、エムハートツーリスト、京成トラベルサービス、西日本旅客鉄道の9社を除外した一方、JTB国内旅行企画とエアーリンクを追加した


▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
4月単月