アルゼンチン、ブラジル、「イグアスの滝」水位上昇に伴う影響‐続報
イグアスの滝の水位上昇に伴う影響について、以下に最新情報をお知らせいたします。
上流域での大雨の影響により異常増水しておりましたイグアスの滝の水量は、現地時間2014年6月10日(火)朝の時点で37,900立方メートル/秒と、昨日より若干落ち着いたものの依然として極めて大きい水量となっております。
その結果、引き続きアルゼンチン・ブラジル側ともにツアー等に以下のような影響が生じております。
■ 影響
◎ アルゼンチン側
* 「悪魔の喉笛」見学
滝つぼに向かう遊歩道は閉鎖中。
トロッコ列車も運行停止。
* アッパーサーキットおよびアンダーサーキット
ともに立入禁止。
* ボートツアー「AVENTURA NAUTICA」、ジャングル&ボートツアー「GRAN AVENTURA」
ともに催行中止。
※昨日同様、アルゼンチン側国立公園はビジターセンターまでは入場できますが、そこから先に進むことはできません。(滝観光は一切不可)
◎ ブラジル側
* 遊歩道は一部のみ通行可。
「悪魔の喉笛」を遠望する遊歩道は閉鎖中。
エレベーターも稼動停止。
* ジャングル&ボートツアー「MACUCO SAFARI」
催行中止。
* レストラン「PORTO CANOAS」
安全を考慮し、閉鎖中。
* ヘリコプターツアー
稼働中のヘリコプターのほとんどが大雨の災害救助に向かっております。
よって現在ツアーは1機のみで催行しており、この1機に乗るために長蛇の列が出来ております。
水量は徐々に下がっているように見受けられますが、明日以降どのようになるかは、予断を許さない状況です。少なくともあと数日間は、上記のようなツアーへの影響が続くと見られております。
近日中にイグアスの滝を訪問予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
またアルゼンチン側の「悪魔の喉笛」に向かう遊歩道については、昨年2013年6月に発生した増水の影響でコンクリート製の台座や金属製の手すり部分が大幅に破壊されたことを受け、その後、水量が一定量を超えた場合にあらかじめ水への影響を少なくするよう遊歩道の閉鎖後に手すりを折りたためるような改装工事がなされたばかりですが、今回の水量は国立公園側のいかなる予想をも上回っており、水位が下がった後、再び遊歩道が破壊されてしまう可能性もあります。
このような事態が発生した場合、再度数ヵ月にわたり「悪魔の喉笛」への観光が不可となる事態も考えられます。(状況によっては遠望のみ可能)
最新情報が入り次第、改めてお知らせいたしますが、同地へのご旅行をご予定の方は、十分ご注意ください。
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会