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NYCC、13年の日本人は33万7000人、4年連続増に

  • 2014年6月11日

NYCCツーリズム・ディベロップメント・ヴァイス・プレジデントのマキコ・ヒーリー氏  ニューヨーク市観光局(NYCC)はこのほど、トラベルセミナー・ワークショップを開催した。NYCCツーリズム・ディベロップメント・ヴァイス・プレジデントのマキコ・ヒーリー氏は、セミナーで日本市場の動向を説明。2013年の日本人訪問者数は前年比3%増の33万7000人と、4年連続で増加したという。

 NYCCによると、ブランドUSAと日本旅行業協会(JATA)が観光促進を目的に実施した「日本・アメリカ観光交流年」により、アメリカへの日本人訪問者数が増加したことが一因との考え。また、ヒーリー氏によると、2014年はビジネスクラスなどの高額商品の売れ行きが好調で、訪問者数も緩やかに上昇しているといい、今後の増加に期待を示した。

 セミナーでは、以前から注力していたマンハッタン以外の地域への渡航者数増をはかり、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズ、スタテン島の魅力をアピール。例えば、ブロンクス島では、ヤンキーススタジアムで日本人スタッフや日本語のツアーを設ける予定のほか、スタテン島では1つのカプセルに約40人収容可能な世界最大級の観覧車「ニューヨーク・ホイール」やアウトレットモール「エンパイア アウトレット」が2016年にオープンする計画という。

 また、ホテルに関しては現在10万室あるホテルの客室数が2016年には11万5000室に増加する見込み。ヒーリー氏は、タイムズスクエアに需要が集中していることから、タイムズスクエア以外の予約エリアの宿泊施設の利用や、早期予約などを呼びかけた。

 このほか、NYCCで提供しているFacebookの日本語ページ、マンハッタン周辺地区の情報を取りまとめた「NYC Neighborhood Tool Kits」、ニューヨークスペシャリストとして認定するトレーニングアカデミーをアピールした。

 なお、セミナー・ワークショップにはサプライヤー15社が参加し、それぞれ最新情報を紹介した。