ヒースロー空港、新ターミナル2開設、スターアライアンス移転
スターアライアンスによると、ヒースロー空港(LHR)に、スターアライアンスの拠点となる新ターミナル2「クイーンズターミナル」がオープンした。今後6ヶ月かけて、LHRに就航するすべてのスターアライアンス加盟航空会社が新ターミナルに移転する。すべての加盟会社が1つのターミナルに集結することは、LHRでは初めてという。
すでに、ユナイテッド航空(UA)が移転し、次いで6月18日にエアカナダ(AC)、中国国際航空(CA)、全日空(NH)、7月にエーゲ航空(A3)、エバー航空(BR)、タイ国際航空(TG)、トルコ航空(TK)、7月4日にロンドン/ボゴダ線を就航するアビアンカ航空(AV)が移転。
このほかエジプト航空(MS)、エチオピア航空(ET)、スカンジナビア航空(SK)、シンガポール航空(SQ)が9月に、ニュージーランド航空(NZ)、アシアナ航空(OZ)、オーストリア航空(OS)、ブリュッセル航空(SN)、クロアチア航空(OU)、LOTポーランド航空(LO)、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)、南アフリカ航空(SA)、スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)、TAPポルトガル航空(TP)が10月に移転する。
なお、新ターミナルは、LHR、スターアライアンス、スターアライアンス加盟航空会社が、シームレスなハブを構築することを目的として共同開発。全加盟航空会社が1つの拠点に集結することで、MCTが60分となった。
また、チェックインカウンターはセキュリティエリアに隣接し、81台の自動チェックイン機を設置。新ターミナルのBサテライトに設けた12の搭乗ゲートのうち8つをセルフボーディング可能とした。
一方、ファーストクラスとビジネスクラス旅客、スターアライアンスゴールド会員専用に、フルサービスの従来型チェックインカウンターやファストトラックを用意。4つのラウンジも提供する。