ニュージーランド、10年で観光収益1.7倍に、TRENZで発表
ニュージーランド政府観光局(TNZ)は、2025年までに観光収益を現在の1.7倍に拡大する計画「TOURISM 2025」を発表した。5月18日から21日にオークランドで開催した旅行商談会「TRENZ 2014」で明らかにしたもので、現在240億ニュージーランドドルの観光収益を410億ニュージーランドドルまで伸ばす。
実現に向けては、「Productivity」「Visitor Experience」「Insight」「Connectivity」「Target」のテーマで事業を展開。成長を見込むアジア市場への注力や、航空アクセスの拡充によりニュージーランド観光業の競争力を高めていく。
また、TRENZの会場では、TNZとニュージーランド航空(NZ)が2015年度までのパートナーシップ協定を締結。日本を含む国際市場向けの共同プロモーションに1000万ニュージーランドドルずつ投資していく。
加えて、NZは世界初の導入となるB787-9型機の運航計画も披露。10月15日にオークランド/パースに就航後、11月には成田や上海にも就航予定という。日本路線では増便も計画しており、11月中旬から2015年3月末にかけては座席供給量が約30%増加。成田便は合計週10便となる。