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ニュージーランド、10年で観光収益1.7倍に、TRENZで発表

  • 2014年6月4日

TNZとNZの調印式の様子。(右から)TNZチーフエグゼクティブのケビン・ボウラー氏、NZチーフエグゼクティブオフィサーのクリストファー・ラクソン氏 ニュージーランド政府観光局(TNZ)は、2025年までに観光収益を現在の1.7倍に拡大する計画「TOURISM 2025」を発表した。5月18日から21日にオークランドで開催した旅行商談会「TRENZ 2014」で明らかにしたもので、現在240億ニュージーランドドルの観光収益を410億ニュージーランドドルまで伸ばす。

 実現に向けては、「Productivity」「Visitor Experience」「Insight」「Connectivity」「Target」のテーマで事業を展開。成長を見込むアジア市場への注力や、航空アクセスの拡充によりニュージーランド観光業の競争力を高めていく。

 また、TRENZの会場では、TNZとニュージーランド航空(NZ)が2015年度までのパートナーシップ協定を締結。日本を含む国際市場向けの共同プロモーションに1000万ニュージーランドドルずつ投資していく。

 加えて、NZは世界初の導入となるB787-9型機の運航計画も披露。10月15日にオークランド/パースに就航後、11月には成田や上海にも就航予定という。日本路線では増便も計画しており、11月中旬から2015年3月末にかけては座席供給量が約30%増加。成田便は合計週10便となる。