ウェブ集客好調で前年比増 名阪近鉄旅連総会で実績報告
名阪近鉄旅行協定旅館連盟(小田孝信会長=加賀屋、240会員)はこのほど、京都市東山区のウエスティン都ホテル京都で2014年度総会を開いた。地区別懇談会や社員研修、イベントの助成などの事業を行うことを決めた。
小田会長は「13年度、カッコーツアーなどが好調でいい成績を出されて喜んでいる」と話したあと、地元北陸について言及。「北陸新幹線開業まで1年となった。中京・関西から500万人、関東から500万人の計1千万人のお客様が北陸へお越しになると試算されているが、今年度は行き控えが懸念されている。今年も多くの人に来ていただけるよう努力したい」と語った。
この3月から名阪近鉄旅行の社長に就任した同連盟の西村昌之理事相談役は「まだ社長に就任したばかりだが、前任者同様お引き立てをお願いしたい」とあいさつ。このあと昨年から始めたウェブでの集客が好調で会員は8千人となり、自社販売の8%を占めるようになったと報告。今後の成長が期待できるとした。
西村社長は名阪近鉄旅行の13年3月から14年2月までの送客実績は総取扱額17億1975万2千円(前年比101%)で、そのうち旅館券10億6420万8千円、観光券6億5554万4千円、同社募集旅行カッコーツアーの送客は宿泊5万93人、日帰り19万2071人の計24万2164人だったと報告した。
なかでもウェブマイカープランは58商品(昨年は45)を造成し昨年より670人多い2400人、バス旅ウェブキャンペーンは1万9千人を集客し昨年度より4千人増えるなど好成績だった。
総会後に行われた懇親会では会長や副会長、理事らがそれぞれの地元の日本酒を持ち込み振る舞った。同社のゆるキャラ「カッコーちゃん」も登場して参加者に試飲を呼びかけていた。
一方4月15日には、同会場で名阪近鉄旅行協定観光施設連盟(西山健司会長=西の屋グループ、264会員)の14年度総会が開かれた。
西山会長は「名阪近鉄旅行協定連盟は旅館、観光施設を含め受入施設を尊重した取り組みを行ってくれる。まさに車の両輪といったことを実感できる。ともに努力し利益を上げていきたい」と話していた。
情報提供:トラベルニュース社