春秋航空、関空拠点化へ-7月に武漢、天津、重慶線開設、上海線増便も
春秋航空(9C)は7月から、関空/中国線を大幅に拡充する。9C大阪営業部によると、今後日本でのベースを関空にする考えで、機材も関空に駐機する。7月18日にすでに発表した武漢線に加え、天津線を週4便で開設。19日からは重慶線を週3便で運航する。さらに、週7便で運航中の上海(浦東)線も7月19日から週10便に増便する。関係国政府の認可取得が条件だ。
関空線については、今年3月15日からデイリー化した上海線が好調に推移しており、3月までの平均搭乗率は85%で、4月以降もも80%前後を保っている。9Cによると、同路線の好調さが関空/中国間の路線増への意欲や自信につながったという。
就航先については、今年中国内陸部の大都市で実施した市場調査に基づいて決定。武漢、重慶、天津の3都市のポテンシャルが高く、需要が期待できるという結果が得られたという。なお、関西国際空港によると、武漢、天津、重慶への直行便の就航は9Cが初めて。
ターゲットは日本発と中国発の双方を見込んでおり、旅客のうち全体の3割を中国発パッケージツアー、3割を日本発パッケージツアーとしたい考えだ。残り4割は9Cウェブサイトでの直販などで展開していく。日本では日本春秋旅行がパッケージツアーを造成し、他の旅行会社へのホールセールもおこなっていく予定だ。
運賃は、武漢線、天津線が片道6800円から8万3000円、重慶線は8500円から9万1000円。1列目、2列目の足元の広い座席と優先搭乗サービスなどをセットにした「スプリング・プラス」では、武漢線、天津線が1万8900円から、重慶線が2万3000円からとした。
運航機材はエアバスA320型機の180席。詳細なスケジュールは以下の通り。
▽9C 関空線運航スケジュール
・武漢線(7月18日~)
9C8788便 KIX 08時30分発/WUH 11時00分着(火、木、金、日)
9C8787便 WUH 11時55分発/KIX 15時50分着(火、木、金、日)
※木曜日のみ武漢発12時00分
・天津線(7月18日~)
9C8800便 KIX 17時20分発/TSN 19時15分着(火、木、金、日)
9C8799便 TSN 20時15分発/KIX 23時45分着(火、木、金、日)
※木曜日のみ天津発20時10分
・重慶線(7月19日~)
9C8778便 KIX 08時00分発/CKG 10時55分着(月、水、土)
9C8777便 CKG 11時55分発/KIX 16時55分着(月、水、土)
※土曜日のみ重慶着11時15分、重慶発12時15分
・上海線(7月19日~増便分)
9C8794便 KIX 18時25分発/PVG 19時55分発(月、水、土)
9C8793便 PVG 20時50分発/KIX 23時50分着(月、水、土)